思い出ツリー
初めまして読谷村担当支援員です。
決して、学童だよりのカメラの人じゃありません。
さて、読谷村担当はこの度、読谷村唯一の補助対象学童『南学童クラブ』にて
初めての試みとして、
KJ法を取り入れた子ども向けのワークショップを行いました。
学童に通う、一人一人の子どもの目線から学童クラブがどう写っているのか?
それが知りたかったのです。
ワーク『思い出ツリー』
①子どもが対象という事で、楽しくなくては始まらない。模造紙の代わりに葉の無い『ツリー』のシートを用意。
②リーフに学童生活の中で特に印象部かかかった事や思い出を記入してもらいます。この時、一人あたまのリーフの数に制限はかけず、思い出の中にあるもの全て出尽くすまで書いてもらいます。
③子ども達の思い出の『リーフ』を一人一人『ツリー』に貼って貰います。すべての子どもの思い出が出そろえば完成です。
後は指導員も交え、皆で『リーフ』に書かれた内容や、『ツリー』の芸術性を鑑賞し楽しみます。
実はこのワーク完全に私が考えたオリジナルの為、どんな結果が出るか心配だったのです。
しかもこの日、本当はグループワークで対話を楽しむ感じでやりたかったのすが、宿題に追われる子が多くて断念。一人二人と早く宿題を終わらせた子を呼び集め、聴き取りをしながらツリー作りを開始しました。
さすがに、大人と違ってなかなか手元が進まない子もいますが、そんな「思い出とか無いし。」という子に限って、口はよく動きます。リーフには『サッカーが楽しい』としか書かれてなくても、そこの深い部分や交友関係、細かいエピソードまで会話の中でちゃんと伝えてくれました。
そいて、おおかた話し終えた子から『リーフ』を貼付けてもらいます。ここでおもしろかったのが、『普段良く遊ぶ仲のいい友達』『リーフの内容が近い人』を子ども自らが見つけて並べ、完成した『ツリー』上では大まかなテーマ分けがすでに出来ていました。
[例えば]
サッカーをテーマにした子ども達/室内遊びをテーマにした子ども達・・といった具合
リーフの内容からは
『幼稚園から通い続けている子』『土曜日に友達と遊べる事を憂う子』等など
学童保育の必要性、指導員の役割の重要さを子ども自身、理解している事がわかります。
収穫は期待以上でした。私の企画としては『おきなわこどもしゃしんてん』に次ぐおもしろさです。
そして、この『ツリー』が、どう活用されるかと言いますと
皆から拾った思い出が、実は面白いものに変換されます。
この話はまた、いつか。
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